先日、転職のための面接を受けてきました。
実際のところ、医師の転職面接は大変なのか?
受けてみて実際に感じたところをお伝えします。
医師の転職面接は大変か簡単か?受けてみて感じたこと
一般に転職は30代後半からは難易度が上がると言われています。
自分も今回初めて転職活動をしていて、不安でした。
転職関連の書籍やYouTubeなどを見たりして情報収集も行いました。
ですが、医師転職は別でした。
実際に面接を受けてみると、難易度はそこまで高くありません。
というかイージーだと思いました。
面接の日に訪問するとお客様扱いです。
よくぞ来ていただきましたと言わんばかりに歓迎していただき、緊張するような雰囲気もなくリラックスした雰囲気で話をさせていただきました。
自分の地域以外のことはわかりませんが、基本的にはどこも人手不足で医師に来てもらいたいと思っているような気がしました。
精神科転職で面接時に確認されるポイント
今回面接を受けた時に相手側から確認されたポイントについてご紹介します。
- 転職を考えた理由
- 専門医や指定医資格
- 長く働いてくれるかどうか
面接で聞かれるポイント①:転職理由
当たり前かもしれませんが転職を考えた理由を聞かれました。
「弊社を志望された理由はなんですか?」というような明確な志望動機を問うようなものではなく、「今勤務している病院を辞めようと思った理由」を聞かれました。
自分は正直に、「今の急性期がメインの病院では負担が大きい」ということを話しました。
自分が勤めている病院は、患者数も多く大変であるということは先方も把握されていたため、「そうですよね」と共感していただけました。
面接で聞かれるポイント②:専門医や指定医などの資格
精神科では専門医の重要性はそれほどありません。
一方で、指定医があるかどうかは求人上で重要視されています。
指定医があるかどうかで給与に差があったりします。
面接で聞かれるポイント③:長く働いてくれる意思があるかどうか
転職後に長く働く意思があるかどうかを確認されました。
採用するからには長く働いて貢献してくれる医師を選びたいということだと思います。
面接の流れ
- 事務長と挨拶(5分)
- 院長と面接(15分)
- 院内の見学(15分)
- 最終意思確認や質問など(10分)
面接は開始から終わりまで、全体では1時間もかかりませんでした。
終始和やかな雰囲気で、苦痛は特にありませんでした。
面接時の持ち物
- 履歴書
- 意思免許証のコピー
事前に担当者より持ち物の連絡がありました。
履歴書はPCで作成してプリントアウトしたものを持参。
職務経歴書は不要でした。
面接時の服装
スーツを着て行きました。
ですが、暑い日でもあったため上着を脱いでくださいと気を遣っていただきました。
ジャケットとスラックスというような、もう少しカジュアルな服装でも問題なさそうな雰囲気でした。
初めての医師転職面接を成功させるためのポイント
初めて転職の面接を受ける場合は、色々と不安になったり心配になったりしますよね。
うまく成功させるためのポイントをまとめました。
① 医師の場合は転職面接もゆったりした雰囲気で迎え入れてもらえることを知っておく
② わからないことがあれば転職エージェントの担当者に事前確認をする
③ 自分がしたくないことや不安なことは面接の時に確認・共有する
この3点を意識して挑むと良いのではないかと思います。
ポイント①:面接に対して構えすぎない
自分は初めての転職面接だったので何もかもが不安で、言葉遣い、経歴のまとめ方、しっかりとした志望動機、服装など、一つ一つがこれで大丈夫だろうかと思ってしまいました。
ただ結果から言うと、それらは全く重要ではありませんでした。
「細かなことは気にせずに大丈夫、事前準備には時間をかけすぎなくて良い」というのが、実際に面接を終えた感想です。
事前に転職に関するネットの記事をいくつも読んだり、転職に関する書籍もいくつか読みました。
これが逆に不安を強める要因になってしまっていたなと思います。
あまり構えずに面接に挑むことが重要かなと思います。
その方が、当日に自然なかたちでお話しできて好印象を与えられるのではないでしょうか。
ポイント②:わからないことは転職エージェントの担当者に確認する
転職活動が初めてでわからないことがあるのは当然です。
自分はちょっとしたことでも不安な点や理解の曖昧なことは担当していただいている方にメールで質問をしたり、先方に確認をしていただきました。
その結果、面接当日は事前に確認済みな点も多く、担当者を通じてメールで質問した内容について再確認をすると言うようなものになりました。
面接時にこちらからお金の話とか休みの話などをするのはちょっと気が引けますが、事前に相手側にこちらの意向が伝わっていると気持ちが楽でした。
ポイント③:自分の望む条件をしっかりと伝える
事前に担当者からもこちらが希望する条件をお伝えし、了承の上で面接に挑んでいます。
それでも相手側もこちらに求めたいことも多くあると思われ、「こういうことはしていただけますか?」というような質問が出てきます。
この時に受け入れられるものは了承し、自分がしたくないことについてはハッキリと断るのが大切です。
面接していただいていると言うのと同時に、「交渉の場」でもあることを意識しておきたいです。
そのためにも条件次第ではこちらからお断りする可能性もあるという前提で挑む必要があります。
相手の言われるがままにならないためには、他にも採用をもらえそうな見込みのある病院を見つけておくことや、転職までの期限が迫っておらず余裕を持って探せる時期であることなどが大事になってきます。
まとめ
医師の転職面接は、一般的な会社員の転職ほど入念な準備はなくても大丈夫です。
自分が今の仕事をやめようと思っている理由をしっかりと伝えられること、転職後には長く働いて貢献しようと思っていることを伝えられることが大切です。
不安なことは転職エージェントの担当者に事前確認をとり、余裕を持って面接を受けるようにすると良いでしょう。
利用した転職エージェント
今回、自分の面接をサポートしてくれたのは、以下の2社です。
- リクルートドクターズキャリア
- エムスリーキャリア
他にも転職エージェントサイトには登録していますが、こちらの2社から良い求人を紹介してもらい、実際に面接まで辿り着くことができました。
病院側との交渉や連絡などは大きなトラブルもなく、安心してお願いできると感じています。
参考にした書籍
【面接準備】
面接までの準備について色々とためになる情報が書かれています。
これまで転職の経験がない方には参考になると思います。
【転職をすることについて】
自分にとって「転職」とはどう言う意味があるのか、どうすればやってよかったと思える転職にできるかを考えるのに役立ちました。
【転職をしようと決断したきっかけとなった本】
自分が「本当にやりたい」と思ったことをやるべきと思わせてくれた一冊です。
この本を読んで、転職をしようと決断できました。
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