今後の働き方を考えるにあたって、1冊の本を読みました。
この本の中では、ライフワークかライスワークかという「or」で考えるのではなく、ライフワークとライスワークは「and」で考え協働してバランスをとりながらやっていくのがよいと主張されていました。
そしてこの本を読みながら、今の自分の仕事がライフワークなのかライスワークなのかを考えました。
ライフワークとライスワークを考える
今の仕事はライフワークかライスワークか
今の医師としての仕事が「ライフワーク」なのか「ライスワーク」なのか。
少なくとも、医師になる夢を叶えるために受験勉強をしていた日々や、一人前の精神科医になろうと頑張っていた時期には、「医師としての仕事=ライフワーク」と考えていました。
ところが段々とライフワークとしての医師の仕事の中に、ライスワークとして働いている部分が増えてきた気がします。
感謝されたり、必要とされたり、新しい学びに喜びを感じたり、医師としてのやりがいはあります。
ただ、それが「ライフワーク=生きがい」とまで言えるのかと考えると、違う気がします。
「今の高い給料がなくても、同じ働き方をしたいか?」と聞かれれば、答えはNOです。
サイドFIREのために、今の仕事を続けている状態になっています。
正確に言うと、精神科医としての仕事が全てライスワークになってしまったわけではなく、今の職場での今の働き方がライスワークになっているんだと思います。
なので、今より自由で、今よりゆとりがあり、今よりワクワクするような働き方ができれば、また医師=ライフワークになるのかもしれません。
ただ自分の場合、いろんなことに興味を持ちやすく、今まで忙しさを理由にやれずにいたことの中に、新たなライフワークが見つかる可能性もあります。
ライスワークではダメなのか?
今の仕事がライスワークであったらダメなのでしょうか?
そんなことはありません。
余程の資産や事業収入がない限り、ライスワークも必要です。
ライスワークであるにもかかわらず、ライスワークと気付けないことがまずいです。
ライスワークと分かった上で、生活のための仕事の中にいかにやりがいを見出すかが大切です。
与えられた仕事をただこなすだけの作業では、やりがいの小さいライスワークになってしまいます。
自ら考えて新しいことを生み出したり、自分である程度やることとやらないことを選べたり、そういう面が増えていくとライスワークでもやりがいは大きくなっていきます。
ライフワークを見つける
じゃあライフワークって何か?と改めて考えると、はっきりとこれだと言えるものがありません。
生涯にわたって取り組みたいこととか、苦痛なく続けられることがライフワークと言われますが、はたして今の自分には何が当てはまるのか。
今までの人生を振り返ると、「自分が学んだ知識を、相手に教えて役立ててもらう」ということに喜びを感じてきたような気がします。
医師という仕事のやりがいも、自分の持っている医学的知識や経験を患者さんのために活用し、結果として患者さんやその家族が幸せになったり、感謝してもらえたりするところにあると言えます。
そのようなことがライフワークになるのかもしれません。
今とは別の形で医師としての仕事がそのままライフワークになるかもしれませんし、全く別の活動が新しいライフワークとして見つかるかもしれません。
今の仕事を退職するまでの残り10ヶ月くらいで、ゆっくりと考えていきたいと思います。
まとめ
今の自分にとって、今の仕事自体はライフワークではなく、ライスワークになっていました。
そして今の自分にとって、はっきりとしたライフワークが決まっていないということにも気付けました。
自分にとっては、早期にサイドFIREを実現するために、セミリタイア後のライスワークも必要です。
ライスワークの中身を考えていくこと、そしてライフワークを見つけて育てていくことが大切になっていきそうです。
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