2022年3月末で前の職場を退職し、セミリタイアをしました。
早いもので、まもなく退職から1年になります。
退職によって「常勤」という保証を手放した代わりに、「時間」を手に入れることができました。
当然ですが、収入は激減しています。
だいたい常勤の時の1/4くらいの収入になる見込みです。
ですが、そのせいで生活の質や幸福度が1/4になったかというと、そういうことはありません。
それは、セミリタイアによって何倍にも増えたことがあるからです。
セミリタイアで収入が減った代わりに増えたもの
セミリタイアによって収入は減りました。
でも代わりに増えたものがあります。
それは「時間」と「心のゆとり」です。
そして収入の減少以上に、生活の質を高めてくれていると感じています。
セミリタイア後に増えたもの①「時間」
前の職場では、週5日+当直+残業という働き方をしていました。
当然、土曜や日曜に当直が毎月ありました。
家族は休みなのに自分だけ仕事に向かう週末というのは、辛いものがありました。
2連休もなかなか取ることができないのが当たり前という感じでした。
退職後は週8時間だけに仕事を減らし、残業も当直もない生活に変わりました。
そのおかげで、大幅に自分の時間が増えました。
平日に活動することができるので、数字以上に自由であるように感じます。
日中にたっぷり時間があるということは、早起きしても昼寝すれば良いし、夜更かししても遅く起きれば良いので、時間に縛られていない感覚が最高に心地よいのです。
セミリタイア後に増えたもの②「心のゆとり」
退職後に増えたのは時間だけではありません。
心のゆとりも増えました。
その理由は、心をすり減らすモノ・コトがかなり減ったからです。
例えば、当直。
呼ばれることがなかったとしても、どうしても当直というのは精神的なストレスになっていました。
これがないだけでも結構違います。
他にも、休みが少ないと「今日は休みで時間があるから、アレもしなければ、コレもしなければ」と時間に追われている感覚がありました。
でも今は、「明日やればいいか」とか「今週のどこかでやろう」と余裕を持って計画が立てられるようになりました。
収入減に伴って減ったものもある
生活に使えるお金が減ったので、贅沢はできなくなりました。
例えば、以前は本を買うときにも「本は自己投資だから」と言って値段を気にせずに手に取っていましたが、今は本当に買う必要があるかかなり悩みます。
医学書は特に高いですからね。
ビジネス書も以前は結構買っていましたが、最近は全然買っていません。
でもその代わりに図書館に通うようになりました。
使える資源を有効に活用している感じがして、悪くはありません。
他にも、お菓子やアイスなどの嗜好品も我慢するようになりました。
ここ最近は商品の値上げもあり、以前のように自由に買い物カゴに入れてることはできません。
ただ健康のことを考えると、この方が良かったのではないかと思えます。
収入が減っても時間とゆとりが増えたことで幸福度は上昇しました
以上から、収入が減ったマイナス面よりも、時間やゆとりが増えたことに加え、ライフスタイルの変化も肯定的に受け入れられている現状では、生活全体で考えると退職前と比べて幸福度は上昇したと感じます。
仮に前の生活・働き方に戻ることができたとしても、今の生活を続ける方を絶対に選びます。
バリバリ働いている時の生活水準を維持したい人にとっては、収入減は大きなストレスになってしまうかもしれません。
でも自分の場合は、今の生活を続けるためなら、妥協や我慢できることがまだまだあると思っています。
もしかしたらこの先、何年かしてお金の面で苦労することがあるかもしれませんが、その時はその時で考えます。
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