2022−2023の年末年始は、医師になってから初めて当直も当番もない連休でした。
仕事のことを一切気にすることなく、本当にゆっくりとできた年末年始休みでした。
当直のない年末年始は最高
多くの人にとって年末年始中の仕事は気が重いものではないでしょうか。
いつもより手当が増えるから働きたいとか、特にすることがないから仕事をしても良いという人も中にいるかもしれませんが、自分が今まで勤務してきた病院は、年末年始休み中もいつもと当直代は同じでした。
当直の予定があるというのは、たった1日であっても年末年始を迎えるワクワク感を下げてしまいます。
なので自分はいつも、「当直の日は嫌だな」と思いながら、年末休みに入っていました。
他人が休んでいる時に働くのは嫌なのも
当直というのは、普段の業務に加えてさらに働かなければいけないというもの。
その分、当直代がもらえる。
「お金がもらえるからいいや」とか、「たまには1人で過ごす時間も悪くない」と思える時もありました。
でもやっぱり、自分の休みが減るストレスの方が大きいと感じます。
自分の貴重な時間が、職場によって「奪われる」感覚というのがあるかもしれません。
さらには、「世の中の人達は労働から解放されてのびのびと過ごしているのに、自分は働かなければいけない」と、休んでいる周りの人と比較してしまうことでストレスを感じたりもします。
他人と比較して損をしたように感じるとストレス
どうも、自分に余裕がなかったりストレスを感じている時ほど、他人と比較して損をしたように感じるとストレスが強いようです。
同じ立場なのに自分より楽している人や評価されている人に対して、ズルいと感じてしまいます。
本当は見えている部分以外で状況に違いがあったりするので、他人と自分を一つの側面だけで比較するのは良いことではありません。
そうわかっていても、ついつい損得で考えてしまうわけです。
そうやって余計にストレスを感じてしまうなら、同じ土俵に立たなければ良いのです。
そうすれば、簡単には比較が難しくなって、気にせず過ごしやすくなります。
フルタイムという土俵から降りると周りのすごい人たちが気にならなくなった
今、自分は当直もないし、週5日働いてもいません。
仕事が少ない分、収入も低い。
でもそんなことは当たり前だから、自分より収入が高い人をズルいと感じたりはしません。
同世代で出世している人や評価されている人はたくさんいます。
お金をたくさん稼いで、大きな資産を築いている人もいます。
そういう人がすごく気になっていた時期もありましたが、今はそれほど気になりません。
その人には、その人の幸せとストレスがある。
自分には、自分の幸せとストレスがある。
それでいいじゃないかと割り切れるようになった気がします。
仕事を気にせずに年末年始を満喫しよう
セミリタイア生活は良いものです。
仕事のことを一切気にせずに長い年末年始休みを満喫できます。
連休が明けても、仕事を1日したらまた連休になります。
なので、年明けの勤務の憂鬱さもありません。
今の自分には、収入が減ったことよりも、心の安定が増えたことの方が価値を感じます。
ただし、世の中のためには休日でも誰かが病院で働かなければいけません。
その人たちのおかげで、安心して休日を過ごせるわけです。
その人たちへの感謝の気持ちは忘れてはいけません。
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